「地の果て」。それがフランス人がブルターニュに対して持っているイメージ。ブルターニュはその地理的条件から、長く独自の文化を守ってきました。
人々は、自分たちをフランス人であるという以前にブルトン人(ブルターニュ人)と言うほど。独自の言語ブルトン語や宗教感覚を守り、伝統的な祭りが盛んな、自然と人の心が豊かな土地です。
「コート・ダルモール」「イール・エ・ヴィレーヌ」「モルビアン」「フィニステール」の四つの県を持つブルターニュ。フィニステール県が、そのものずばり「地の果て」という意味であるように、フランス最西端の地方です。
海岸沿いの地域はアルモール(海の国)と呼ばれています。大西洋や英仏海峡の荒波に洗われる海岸には鋭い岩が続き、その切れ目となる湾に砂浜があります。岬は切り立ち、この先は外国、という気持ちを新たにさせられます。海辺には花が咲き乱れ、香り漂う海辺の散歩も気持ちいいもの。海に囲まれた地方だけあって、ヨットなどの海のスポーツも盛ん。暮らしに溶け込んだマリンスポーツを気軽に楽しんでいる姿を各地で見かけます。天候によって変化する海の青さは格別。こればかりは実際に目で確かめるしかありません。
一方、内陸部はアルゴート(森の国)と呼ばれ、多くの伝説を生んだ森や湖、山々があります。城や教会、小さな村も魅力的。道端や木々の間に突然巨人のように姿を表すメンヒルという大きな石の遺跡には驚かされるでしょう。
ブルターニュは独自の自然と文化に満ちているのです。
ブルターニュのシンボル

(1)1923年に制定されたブルターニュ地方の旗。5つの黒い
縞はかつてブルターニュを2分していたオート・ブルタ
ーニュの国々を表し、4つの白い縞は、バス・ブルターニ
ュの国々を表します。
(2)白テン。旗の左上隅の模様は拡大するとAのようにな
ります。白テンは権力を表すのと同時に、「汚されるよ
り死を」とする潔さも象徴、ブルターニュ公国の紋章と
して取り入られました。
(3)トリスケル。大地、火、水を表す3つの文様が合わさった
ケルトのシンボル。太陽や「永遠の動き」の象徴とも。

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