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ブルターニュ独特の教会様式「聖堂囲い地」には、敬虔な心が満ちている
●ギミリオー Guimiliau

16世紀に建てられた聖堂囲い地で(上写真)、カルヴェールには約200人もの人物が彫刻されています。17のキリスト受難の場面が描かれ、その表現力には目をみはります。

教会入り口の様々な装飾のあるポーチも見事です。預言者や旧約聖書の場面やバラ形の装飾などが、壁いっぱいに刻まれています(2)。
入り口には扉が二つありますが、昔は右が男性、左が女性専用だったといいます。内部で目を引くのは、バロック様式の木彫の洗礼堂や、オルガンなど。洗礼堂の柱にはかたつむりが4匹彫られており、それをすべて見つけることができると、幸運をつかめるといわれています。
聖イヴなど聖人の像がいくつも飾られ、ブルターニュの聖人信仰の篤さを物語っています。
鉄道:モルレから20分。

●ランポル・ギミリオー Lampaul Guimiliau
質素な外観からは想像できないほど、教会の内部はパステルカラーと金で華麗に飾られています。
聖人の像や浅浮き彫り、絵などが祭壇の左右にあり、まわりは柱などでさらに飾られています(3)。
天井を見上げると、これも美しく装飾された梁があります。祭壇に近い梁ほど豪華で、昔は身分の高い人から順に席を占めていたことを物語ります。
また、ペストが流行ったときにはその被害を避ける力があるとされた聖人の像を作り、教会に納めたといいます(C、D)。


モルレから21km。公共交通機関はない。

●サン・テゴネック Saint Thégonnec
聖堂囲い地のなかでも有名なサン・テゴネックでは、凱旋門をくぐると正面にカルヴェールがあります。
凱旋門は貝殻形の装飾や、小さな塔などで飾られ、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
このカルヴェールは1610年にロラン・ドレによって彫られたもの。台座にはキリストの受難と復活のさまざまな場面が描かれています(E)。
鉄道:モルレから15分。
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